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中古機材を大人買い!

あきれるぐらい久々の更新です。
夏の間けっこう忙しくて(って、もう11月だよ)ブログなんか書いていたら怒られそうな勢いでした。

ようやく一段落してヒマになって来たのはよいけれど、今度はまた元の貧乏生活に陥りそうな予感が、、、

で、最近、機材が増えまして嬉しさのあまり紹介しちゃいます。

Canon EOS 5DmkIIにしてから2年近くなりますが、最初はホントにEF17-40mmF4L1本だけ。
今年1月にようやく2本目のレンズとしてEF100mmF2.8LマクロISを手に入れてから、
ようやくCanonがメイン機として稼働するようになりました。

なんとか3本目のレンズを!
ということで、悩みに悩み決めたのがコレ。



Canon EF70-200mmF4L ISです。
画角的には17-40mmの次に70-200mmという流れで、接写なら100mmマクロを使うという感じです。
なぜF2.8じゃなくてF4かというと、取材などを想定すると軽量コンパクトが一番。
明るさ自体は高感度を使えば問題ない。
実際、F2.8開放で撮るとピンが浅すぎて実用的ではないコトもあるので、むしろF4で開放から使えるようなレンズのほうが歓迎だ。
ファーストインプレッションは、さすがにLタイプだけあって画質は大満足。
ところが使っているうちに不満も出て来た。
例えば料理など撮影しようとすると、こちらが思っている距離感だと近づきすぎてピントがこないことが判明した。ん〜、、
70mmって良い感じの中望遠じゃないですか、せめて1mぐらいの距離感で撮りたいんだけど、最短撮影距離が1.2mですって。
そういう場合はやっぱり100mmマクロってことか?

まあでも、これでかなり撮影の幅が広がった事は事実。
一応、プロなんで、今までのほうが可笑しくて、やっと最低限のレンズラインナップが揃ったと言えるだろうか。

購入したのは三宝カメラで、中古84,000円。

他にも色々欲しい機材はあって、今後検討して行くつもりだったんだけど、

なんと、なんと!
三宝カメラに行ったら、色々あって、
中古機材を大人買いしちゃいました!

といっても全部で10万円に満たないので、どんだけ子供か!って話ですよね。

2つ目の機材はコチラ
6012.jpg

ブームスタンドの足にするような少し大きめのスタンド。マンフロットのART008とか型番がついてました。
キャスターも付いていましたが屋外でのロケ使用を想定していますので外してしまいました。ダボ穴の変換も付いています。

これで、7,350円でした。

そう、ハイスタンド系のスタンドが1本欲しかったんですね。これは最長で2mを超える程度ですから決してハイスタンドではないんですが、風のある屋外でも倒れない程度の大きさと重量を考えると充分満足です。

これ単体での高さは充分とは言えませんが、これにブームを取り付けると3m以上の高さは稼げます。

7138.jpg

早速使ってみた様子がコチラ。
ブームは元々持っていたRDS製のミニブーム。

住宅の撮影ですが、カメラは部屋の中です。

こうしたインテリアでの撮影では、必ず窓外からの光が欲しくなりますね。

スタジオでの建て込みの時はスタジオの機材があるので大丈夫なんですが、こうしたロケの時に自前のスタンドが欲しかったんです。

じゃあ、今までどうしていたかって?

撮る瞬間だけ、普通のスタンド+このブームをアシスタント君に思いっきり持ち上げてもらって高さを稼いでいました。

そして3つ目
6020.jpgストロボです。
ジャンク扱いで2,100円。

本当はCanon純正のクリップオンタイプが憧れだったんですが、安さに負けました。

TTL調光が効く純正ストロボって理想ですが、結局のところ、ストロボって光ればいいんです。

単三6本使うタイプですからそこそこ光量もあるはずです。

光量のあるハンディストロボ、という意味と
従来、モノブロックなど使っていた仕事をコレに置き換えられるかな?という目論み。
インタビュー取材のような仕事や
電車移動で地方取材に行く時など活躍してくれるはずです。

さらに、
6003.jpg
三脚です。
この、 雲台のOIL FLUIDという文字にやられました。
いわゆる油圧式のビデオ対応雲台です。
今、デジタル一眼でもムービーが撮れますから、ビデオ用に使える雲台が欲しかったんです。
三脚はあるので、雲台だけでもと思ってカタログなど見ながら検討していた矢先でした。

これ、4,200円。
脚は捨ててもいいから、雲台だけの値段と考えても充分お買い得感がありました。

動かしてみると結構滑らかな動きで、いけるかな? と思ったんですが、、、
実際にCanon 5DmkII+EF70-200mmF4Lを搭載してみると、、???
カメラ自体の重量が結構あるので、空で動かしていた時と全然違うんです。
一つ勉強しました。もう1ランク大きい雲台じゃないとダメでした。

そして、最後は
6007.jpg
折りたたみ式レフ板です。
銀の部分かなりヤレてますが、全然問題ない!
まだ、使えるレベルだと思うし、もっとひどくなったら自分で張り替えることも出来る。

このフレームだけ生かして白布に張り替えてしまえば白レフ兼ディフューザーとして使えると言う実績があるので、今度別記事できちんと紹介しよう。

これ1,050円。

以上、しめて合計金額98,700円。
一カ所で一度にこんなに沢山買ったのも初めてだし、大満足のお買い物でした。

週刊現代の撮影でキャノン17-40mmを使ってみた

もう、ちょっと前の話になりますが、
12/20発売の週刊現代・新春合併特大号の巻頭のカラーグラビア「日本橋百年」という特集で撮影をやらせていただきました。

通常、取材系の写真は1200万画素のFuji FinePix S5 Proを使う事が多いのですが、
その中で、ちょっと大きい扱いになるかもしれないということで2100万画素の Canon 5D mkIIを使った写真があります。

じつはCanonのレンズはまだ17-40mm F4L USMという1本しか持っていなくて、料理系の撮影だったのでレンタルで借りるか友達に借りるか迷いましたが、結局このレンズで撮影してしまうことにした。

ラフが俯瞰っぽかったのも幸いし、40mm側で撮影し多少トリミングすれば50mmの標準レンズぐらいのパース感になるのでは、、と目論んだからです。

で、こうなりました。

Canon 5D markII   EF17-40mm F4L USM  f16 1/180秒 ISO200  ストロボ使用

どんなレイアウトになるか分からなかったので横位置で広めに撮りましたが、実際に採用された写真では、葉っぱのある右側はカットされて縦位置で裁ち落とし1ページ大の写真になりました。

かなりトリミングしているので2100万画素のデータでも解像度不足になっているはずなのですが、
印刷仕上がりはまったく問題なく綺麗でした。
(印刷側が頑張ってくれたのでしょうか?)

もう1点、使いませんでしたがサブカットとして撮影したものがあります。

Canon 5D markII   EF17-40mm F4L USM  f6.7 1/180秒 ISO100  ストロボ使用

実はいままで使ってて気づかなかったんですが、このレンズかなり接写ができます。
あれっ?っと思ってスペックを確認したら最短撮影距離0.28mですって。ワイドマクロっぽいパース感になりますが、意外と使えるレンズであることを再認識しました。

それより早くプロとして恥ずかしくない程度のレンズラインナップは揃えろよって話ですが、、

まずはちゃんとしたマクロ系レンズを1本考えていますので、そのうちご報告を、、、、

レンズテスト CANON EF 17-40mm F4L USM

キャノンに乗り換えてからまだレンズが無くて、唯一まともに使えそうなレンズは

EF 17-40mm F4L USM 一本のみ。

はたしてどこまで使えるのかテストしてみました。

インテリアや建築などの撮影も多い私としては一番気になるところは歪み。
ワイドレンズ特有の樽型の収差がどの程度なのか?

しかし、購入先のカメラ屋のお兄ちゃんが言っていたのは、
「キャノンはニコンよりも歪みは多いよ」って、がっかりなご意見。
確かにファインダーを覗いた時にも期待出来ない感じはした。
かといってまともなレンズが一本もないのは困るので、使える範囲で使っていこう、
もしくは、欠点はデジタル技術で補間していこうと思い、購入を決めました。

まあ、実際に仕事で使い始めてみないとわからないことも多いしね。

まずはファーストインプレッションということで、検証してみました。

最初の絵柄は17mm使用時の絵柄。
EF17-40mm01.jpg

こういう感じで下から見上げている時ってそんなに歪みは感じないものです。
でも、「レンズ補正」を使って垂直線を補正してみると、クセが分かってきます。

EF17-40mm02.jpg
(Photoshopのグリッドをそのまま表示した状態をスクリーンショットしています)
やはり、樽型の歪みがあります。
特に左側に顕著なのは、右側の建物よりも距離が近いせいかもしれませんが、こういうレンズ特性なのかもしれません、、わかりません。
同じ、歪むにしても均一に歪んでくれれば補正しやすいんですが、、、

インテリアの撮影の時などは被写体までの距離が近いですから、さらに厄介なことになりそうな予感も、、、

次に同じ場所で40mm側で撮った絵柄です。
EF17-40mm03.jpg
17mmの時よりも歪んでないように思いますが、
これも「レンズ補正」で垂直線を出してみます。

EF17-40mm04.jpg

さて、どう思いますか?
外側はまだ補正が足りないのですが、真ん中へんはもう充分ですね。
これ以上補正すると中心部の建物が末広がりに逆補正になってしまいそうです。
ある意味17mmの時よりもやっかいな歪みだと感じました。

さて、この17mmから40mmのレンジの中で(歪み的に)ちょうどよいクセのないポイントはあるのだろうか?

こうして建物の垂直なんかに拘っていると少々がっかりなレンズですが、
通常のスナップや人物、一般風景の撮影だったらこの程度の歪みは全く問題ないでしょう。

次に気になるのは、こうした一般の撮影で使う時、
レンズのシャープネス、コントラスト、色収差はどうなのか?ということでしょうか。

そう、これも細かく検証したデータを作りました。
Bridge CS4のWebギャラリー作成機能を使い、別ページを作りましたのでご覧ください。

EF17-40mmF4L Lens Test  別ウィンドウで開きます

17mm側での撮影です。f4からf22まで一段ごとに絞りを変えています。
各絞り時の全体絵柄を表示し、四隅と真ん中の画像を100%等倍表示しています。

別ウィンドウの絵柄をみながら、このページの解説を参照してください。

f4  
さすがに開放だと四隅は流れ、辛い状況。ただ、真ん中辺はやや甘いもののひどくはない。
もし、開放で使うなら主たる被写体はなるべく画面中央へ、

f5.6 
中心部の甘さは改善されるが、四隅の画質はまだまだ。ただ、そこまで隅っこに拘る事もないと思うので実用上は問題ないレベルかと、、

f8〜f16 
通常使うならこの範囲。中心部のシャープネス、コントラスト共に良好。周辺部も画像の流れは改善され解像感は増す。
ただ、どうしても改善されないのは周辺部の色収差。右上のようなハイライト部に乗っかってくる色収差は絞り込んでも取れないようだ。対処方法としてはRAW現像時に色収差を補正出来るパラメータを盛り込んだソフトがあるので、そこらへんで良いポイントを見つけ出すかどうか?、、だろうか。

f22
f22まで絞り込んでしまうと回折現象のため中心部がやや甘くなる。その反面、周辺部は特に画質低下は見られない。

スタジオワークで使うならやはりf11〜f16がベストポイントでしょう。
人物取材のようなものなら40mm側でf4開放でも使えるでしょう。
人物を中心部に持って行けば周辺の収差はボケ足でごまかせるのではないでしょうか。

昨日、今年最初の撮影!? しかも一日に2本の撮影。
年が明けてから、原稿書きやら、暮れに撮ったデータの納品やらデスクワーク的なことばかりだったんですが、
初めてCANON EOS 5D MkII+EF17-40mm F4Lを仕事で使いました。

一本は不動産関連の眺望撮影。
1m×3mのパネルにするので超高解像度パノラマ撮影、と

EOS 5D mk2 Movie公開と、ついでに娘のことなど、、

EOS 5D MarkIIを手に入れてからまだ本業のほうの実戦には投入していないのだが、
ムービーを撮って遊んだりしていました。

で、ついにYouTubeデビュー果たしましたので、是非ご覧ください。
編集はintel MacMiniとiMovie08です。

1本目は娘が出演したライブ映像。

普通にスタンダードサイズで撮りましたが、色の乗りかたなんかは昔で言うところの放送局用カメラ並みのクオリティじゃないでしょうか?
1カメだけで1曲分通しで回しっぱなしでしたのであまりカメラワークが出来ず、もどかしかったです。
ビデオカメラの滑らかな電動ズームと違ってスチルカメラ用のレンズで手動ズーミングではダメですね。

ちなみに音源はEOS 5D Mk2ではなく、別の音源から後でリップシンクロさせて編集しています。
頭の部分さえ合えば、あとは1カット1シーンの長回しですから、ずれることはありませんでした。

ちなみに、このブログで家族の事を紹介するのは初めてですが、
ウチの娘、18歳高校3年生ですがシンガーソングライターとして活動しています。
今回の映像はバンドスタイルですが、ソロでギターやピアノの弾き語りもします。

ソニーミュージック主催のライブイベント「歌Girl」にも出演しました。
こちらにプロフィールが、、↓
http://www.sonymusic.co.jp/sd/uta-girl/profile.html

都内ライブハウスなどでも活動中ですので、是非是非!応援してください。
今後のライブ予定など告知しちゃいます、、、

1月20日 代々木ブーガル  出演 ossi*、齊藤さっこ、竹澤汀、hanaemi
2月20日 秋葉原DRESS AKIBA HALL 出演Capock、紗南、竹澤汀、斉藤麻理、菅井宏美
2月24日 代々木ブーガル  出演 Ayako Ito、Sandal Soul、竹澤汀、是方貴美子

もし、機会があれば足を運んでみてください。

2本目のムービーは、
昨年のクリスマス、表参道のイルミネーションをフルハイビジョンで撮影しました。
でも、表参道での滞在時間は小1時間ほどでしょうか。

この時はまだファームウエアのアップデート前だったので、フルオート撮影しかできず残念でした。
マニュアルでもう少し露出をコントロール出来るとよかったんですが、、

その後、ファームウエアをアップデートしましたが、5D MarkIIユーザーはマスト!のアップデートですから、私のように中古で購入した人などは古いファームウエアのままでしょうから、必ずアップデートすることをお勧めします。
やりかたはこちらを参考に、、、
http://web.canon.jp/imaging/eosd/firm-j/eos5dmk2/firmware.html

YouTubeのオーディオ入れ替え機能のおかげで、こうして音楽を入れられるのはありがたいですね。
それにしても、撮影した素材を最初にQuickTimePlayerで開いた時はデカクてディスプレイに収まりきらずにびっくりしました。
表示サイズを小さくしてやっと見られるくらいでした。

安っぽいヘボレンズで撮影していても、フルHDのクオリティは凄いですね。
YouTubeではリサイズしていますので本来のクオリティではありませんが、
あまり欲張って高画質でアップロードしても、
今度は自分の家の回線速度に合わず自分が見られないはめになりますので、、、、