自作蛍光灯ライト

DSCF8046.jpg今日は、自作の蛍光灯ライトを紹介します。
電球タイプの蛍光灯をソケットに取り付けて使います。

本体は何だと思いますか?

実はコレの本体部分は「ソーメンの入っていた木箱」なんです。

そう聞くと、あ、なるほどぉ〜って思うでしょう?

本当です。
ソーメンの木箱にモーガルソケットを取り付けて箱の中で配線してあります。

表面にアルミ板を貼り、バーンドアもアルミ板です。

このバーンドアがあることで写真のように自立することが出来ます。

バーンドアを閉じると、コンパクトに収納可能です。

25Wタイプの電球型蛍光灯を4灯取り付けると、計100W相当になりますから結構明るくなります。蛍光灯の100Wはタングステンに換算すると約400W相当の明るさと言えます。
ただ、
明るいからと言って人物撮影には適しません。
インバーター回路が入っていないので、1/60秒以上のシャッタースピードになるとフリッカーの影響で露出が不安定になります。
あくまでも物撮り用です。

この写真を見て真似してもらっても全然構わないですが、タングステン(白熱灯)で使うのはやめたほうがいいです。
消費電力や発熱などの問題で火災になる可能性もありますから、発熱の少ない蛍光灯専用と考えてください。
もちろん自己責任でお願いします。

また、
一般の電球タイプの蛍光灯はデーライトの色温度ではありませんので、ストロボ光などと混ぜて使うことはできません。
同じ蛍光灯でも写真用品として扱われていて「デーライト」の色温度に最適化されている場合のみストロボや太陽光とミックスして使うことが出来ます。

色温度やホワイトバランスの話はまた、別の機会に取り上げることとして、、

ここでは、早速、
この灯具を使った作例を見ていただきましょう。



蛍光灯を4灯取り付け、全体をトレペで覆うことで、大きな1灯の面光源にします。
DSCF8104.jpg
↑上のライティング状況で撮られた写真は↓こんな感じ、、
P1010012.jpg

使用したカメラはデジタル一眼レフではなくて、普通のコンパクトデジカメです。
ホワイトバランスは蛍光灯に設定し、ストロボ発光禁止、絞り優先オートで撮影しています。
2世代ぐらい前のカメラなので背景のシャドウ部は潰れがちだが、このくらい落ち込んでいてもいい感じ。

ライティング的にも背景まで光が廻らないようにしたかったので、被写体から背景までの距離を長くとりたくてテーブルの前のほうに被写体を置きました。

殆ど真横からの光にしたのは立体感を強調して強いイメージにしたかったのと、花瓶のハイライトの出方を意識したからです。
部屋の天井の蛍光灯は消し、1灯(4灯まとめて)のみでシンプルでメリハリのある光を演出しました。
右側の逆サイドにはレフ板など置かず、なりゆきのままですが部屋の壁が白いので適度な落ち込み方になっています。

この写真のライティングは1灯だけですから、面光源としての大きさと光量、ライトと被写体までの距離といった要素だけで、その強さと柔らかさをコントロールしていくことがポイントになります。

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