カテゴリー別アーカイブ: レンズテスト

庭の梅も満開です

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FinePix S5 Pro   Nikkor 35mm F1.4   マニュアル露出 f1.4   1/1500秒  ISO100

古いマニュアルフォーカスレンズで撮ってみました。
北海道の叔父がカメラ好きだったらしく、亡くなった時に残された遺品として貰い受けました。

古いレンズでも、こうしてデジタル・ボディで使えるところがニコンマウントの凄いところですね。
開放f1.4の描写は魅力です。

Amazonで調べてみると、結構良い値段してますね。
同じシリーズでもSと付くのは新しいコーティングなのでしょうか?
ウチのはSが付かない古いタイプだと思います。

 
 

レビューを見ても評価は高いですね。大切に使わなくっちゃ、。。

ところで、私は庭木の手入れとかするほうではないので、年によって咲き方も不揃いです。
去年剪定もせずのび放題になってしまった梅の木ですが、近年になく咲き誇っています。

そうそう、ミツバチも蜜を集めに来てて、まわりをブンブン飛んでました。

春ですね。

週刊現代の撮影でキャノン17-40mmを使ってみた

もう、ちょっと前の話になりますが、
12/20発売の週刊現代・新春合併特大号の巻頭のカラーグラビア「日本橋百年」という特集で撮影をやらせていただきました。

通常、取材系の写真は1200万画素のFuji FinePix S5 Proを使う事が多いのですが、
その中で、ちょっと大きい扱いになるかもしれないということで2100万画素の Canon 5D mkIIを使った写真があります。

じつはCanonのレンズはまだ17-40mm F4L USMという1本しか持っていなくて、料理系の撮影だったのでレンタルで借りるか友達に借りるか迷いましたが、結局このレンズで撮影してしまうことにした。

ラフが俯瞰っぽかったのも幸いし、40mm側で撮影し多少トリミングすれば50mmの標準レンズぐらいのパース感になるのでは、、と目論んだからです。

で、こうなりました。

Canon 5D markII   EF17-40mm F4L USM  f16 1/180秒 ISO200  ストロボ使用

どんなレイアウトになるか分からなかったので横位置で広めに撮りましたが、実際に採用された写真では、葉っぱのある右側はカットされて縦位置で裁ち落とし1ページ大の写真になりました。

かなりトリミングしているので2100万画素のデータでも解像度不足になっているはずなのですが、
印刷仕上がりはまったく問題なく綺麗でした。
(印刷側が頑張ってくれたのでしょうか?)

もう1点、使いませんでしたがサブカットとして撮影したものがあります。

Canon 5D markII   EF17-40mm F4L USM  f6.7 1/180秒 ISO100  ストロボ使用

実はいままで使ってて気づかなかったんですが、このレンズかなり接写ができます。
あれっ?っと思ってスペックを確認したら最短撮影距離0.28mですって。ワイドマクロっぽいパース感になりますが、意外と使えるレンズであることを再認識しました。

それより早くプロとして恥ずかしくない程度のレンズラインナップは揃えろよって話ですが、、

まずはちゃんとしたマクロ系レンズを1本考えていますので、そのうちご報告を、、、、

レンズテスト NIKKOR 10-24mm vs SIGMA 10-20mm

ニコンのレンズ、AF-S DX NIKKOR 10-24mm F3.5-4.5G EDを借りられる機会がありましたので、自分が使っているSIGMA 10-20mm EX DCと比較テストしてみました。

全く同じ絵柄で撮り比べてみると違いがわかります。
今回は、歪みとか収差、逆光などまでは検証していません。とりあえずどっちがシャープに写るか?程度の簡単なテストになりましたが、ご覧ください。

AF-S DX NIKKOR 10-24mm F3.5-4.5G ED vs SIGMA 10-20mm EX DC

この絵柄で見る限りはニコンのほうがf4ではシャープですね。
(開放値はニコンがf3.5、シグマがf4)
ただ、値段の違いもありますし、シグマも悪いレンズじゃなく、ディストーションは良く補正されているレンズです。

あとは、各自ご判断ください。


レンズテスト CANON EF 17-40mm F4L USM

キャノンに乗り換えてからまだレンズが無くて、唯一まともに使えそうなレンズは

EF 17-40mm F4L USM 一本のみ。

はたしてどこまで使えるのかテストしてみました。

インテリアや建築などの撮影も多い私としては一番気になるところは歪み。
ワイドレンズ特有の樽型の収差がどの程度なのか?

しかし、購入先のカメラ屋のお兄ちゃんが言っていたのは、
「キャノンはニコンよりも歪みは多いよ」って、がっかりなご意見。
確かにファインダーを覗いた時にも期待出来ない感じはした。
かといってまともなレンズが一本もないのは困るので、使える範囲で使っていこう、
もしくは、欠点はデジタル技術で補間していこうと思い、購入を決めました。

まあ、実際に仕事で使い始めてみないとわからないことも多いしね。

まずはファーストインプレッションということで、検証してみました。

最初の絵柄は17mm使用時の絵柄。
EF17-40mm01.jpg

こういう感じで下から見上げている時ってそんなに歪みは感じないものです。
でも、「レンズ補正」を使って垂直線を補正してみると、クセが分かってきます。

EF17-40mm02.jpg
(Photoshopのグリッドをそのまま表示した状態をスクリーンショットしています)
やはり、樽型の歪みがあります。
特に左側に顕著なのは、右側の建物よりも距離が近いせいかもしれませんが、こういうレンズ特性なのかもしれません、、わかりません。
同じ、歪むにしても均一に歪んでくれれば補正しやすいんですが、、、

インテリアの撮影の時などは被写体までの距離が近いですから、さらに厄介なことになりそうな予感も、、、

次に同じ場所で40mm側で撮った絵柄です。
EF17-40mm03.jpg
17mmの時よりも歪んでないように思いますが、
これも「レンズ補正」で垂直線を出してみます。

EF17-40mm04.jpg

さて、どう思いますか?
外側はまだ補正が足りないのですが、真ん中へんはもう充分ですね。
これ以上補正すると中心部の建物が末広がりに逆補正になってしまいそうです。
ある意味17mmの時よりもやっかいな歪みだと感じました。

さて、この17mmから40mmのレンジの中で(歪み的に)ちょうどよいクセのないポイントはあるのだろうか?

こうして建物の垂直なんかに拘っていると少々がっかりなレンズですが、
通常のスナップや人物、一般風景の撮影だったらこの程度の歪みは全く問題ないでしょう。

次に気になるのは、こうした一般の撮影で使う時、
レンズのシャープネス、コントラスト、色収差はどうなのか?ということでしょうか。

そう、これも細かく検証したデータを作りました。
Bridge CS4のWebギャラリー作成機能を使い、別ページを作りましたのでご覧ください。

EF17-40mmF4L Lens Test  別ウィンドウで開きます

17mm側での撮影です。f4からf22まで一段ごとに絞りを変えています。
各絞り時の全体絵柄を表示し、四隅と真ん中の画像を100%等倍表示しています。

別ウィンドウの絵柄をみながら、このページの解説を参照してください。

f4  
さすがに開放だと四隅は流れ、辛い状況。ただ、真ん中辺はやや甘いもののひどくはない。
もし、開放で使うなら主たる被写体はなるべく画面中央へ、

f5.6 
中心部の甘さは改善されるが、四隅の画質はまだまだ。ただ、そこまで隅っこに拘る事もないと思うので実用上は問題ないレベルかと、、

f8〜f16 
通常使うならこの範囲。中心部のシャープネス、コントラスト共に良好。周辺部も画像の流れは改善され解像感は増す。
ただ、どうしても改善されないのは周辺部の色収差。右上のようなハイライト部に乗っかってくる色収差は絞り込んでも取れないようだ。対処方法としてはRAW現像時に色収差を補正出来るパラメータを盛り込んだソフトがあるので、そこらへんで良いポイントを見つけ出すかどうか?、、だろうか。

f22
f22まで絞り込んでしまうと回折現象のため中心部がやや甘くなる。その反面、周辺部は特に画質低下は見られない。

スタジオワークで使うならやはりf11〜f16がベストポイントでしょう。
人物取材のようなものなら40mm側でf4開放でも使えるでしょう。
人物を中心部に持って行けば周辺の収差はボケ足でごまかせるのではないでしょうか。

昨日、今年最初の撮影!? しかも一日に2本の撮影。
年が明けてから、原稿書きやら、暮れに撮ったデータの納品やらデスクワーク的なことばかりだったんですが、
初めてCANON EOS 5D MkII+EF17-40mm F4Lを仕事で使いました。

一本は不動産関連の眺望撮影。
1m×3mのパネルにするので超高解像度パノラマ撮影、と