EOS 5D markIIIはCFとSDのダブルスロットになっています。これを利用して、SDカードスロットにWi-Fiカードを挿入し、スマホやタブレット端末に画像を飛ばすという使い方が、非常に便利です。
去年の秋にやっとこさmarkIIIを導入できたので、なにを今さらという感じでしょうが、遅ればせながら紹介しておきますね。
Wi-Fiカードは東芝やトランセンドなどもあるようですが、やはり定番はeyefi(アイファイ)カードじゃないでしょうか?
私が購入したのはスマホやタブレットに飛ばす専用のeyefi mobi(アイファイモビ)カードです。パソコンには飛ばせないので、不便か?と思いきや、割り切っている分設定も簡単で、お勧めです。
容量によって値段が違いますが、いずれもわずか数千円程度の出費ですみます。
購入するとカードが同梱されていて、そのカードの裏側にアクチベーションコードの記載があります。利用する端末に専用のアプリ(Android版とiOS版があります)をダウンロード(無料)して、アクチベーションコードを入力すればカメラに挿入したカードと端末のペアリングが完了です。
スマホ端末側のWi-Fi設定はONにしておきましょう。
カメラ側の設定ですが、カードスロットは「振り分け」にしてCFカードにRAWデータ、SDカードにJPGを記録するようにします。で、このSDカードに記録されるJPG画像をWi-Fi電波で端末に飛ばします。JPGは閲覧用なので「S2」サイズくらいがお勧めです。「S3」サイズだと解像度低すぎてピントの確認になりませんし、大きすぎると今度は容量が大きくなるので遅くなりそうです。
EOS 5D mark3にはあらかじめ「Eye-Fi設定」がメニューに組み込まれています。
「Eye-Fi通信」が「する」になっていればO.K.です。
あとはほとんど難しい設定もなく、markIIIで撮影した画像が自動的に端末に送られてきます。
時々繋がりにくくなったときでもカメラ側のメニューから状況を確認できます。
端末側に送られてくるとこんな感じです、、、
ウチの端末はfreebitのPandAで、月額1,000円からのスマホです。画面が5インチサイズなので、見やすいほうだと思います。サムネイル表示からタップして個別に表示すると後はスマホの操作感で、拡大表示も簡単なので細部の確認もしやすいです。
屋外ロケや取材のように移動が多い撮影には最適なシステムです。
なにが便利かって、この端末を担当者に持たせておくとスマホの操作感なので、担当者の好きなように確認できる、ということだと思います。
パソコンのように、カメラマンが操作してあげて、見せてあげる、のではなく、自分で操作しながら確認できるのがよいのでしょう。
クライアントに大好評ですし、こちらも撮影に集中できるので楽です。