ソニーから2400万画素のデジタルカメラ、α900がでました。
発売は来月ですが、約33万円とか。
ソニーに乗り換えたいくらい魅力的ですね。
キャノンもEOS50Dで1500万画素を実現しているし、
このところニコンは負けっぱなしじゃないですか?
最高機種(D3)ですら1200万画素って今どきありえないですよね。
実は、一般の方はあまり画素数のことは気にする必要はないのですが、
プロの写真業界のトレンドは、どのくらいの画素数のデジカメを使っているか、ということが問われています。
というのは、すべてのワークフローをデジタルで一環する方向性になっていて、従来なら4×5で撮るべき大きな印刷サイズの写真もデジタルで撮る傾向が強くなっています。
A4サイズのカタログやパンフレットで見開き写真(つまりA3サイズ)を使おうとすると1200万画素でも理論値上は全然足りません。
実際は雑誌などでは、丁寧な処理をすれば600万画素程度でも見開きA3サイズで遜色なく撮れるのですが、、コマーシャルとなると事情は多少異なります。
代理店や印刷会社は非常に臆病ですから、広告主に突っ込まれる恐れのあるネガティブ要素は極力排除したいのです。
本来の写真の良し悪しとは関係ない部分も多く、制作進行上の不手際やデザイン、レイアウトのミスマッチなどもあるのに、クライアントにしてみれば「写真が悪いんじゃないの?」という印象になるらしいのです。
で、代理店や印刷側も一緒になってカメラマンのせいにしたりする傾向もあります。
その時、もし、万が一、カメラマンが600万画素程度のデジカメを使っていようものなら、
以後、仕事は来ません。
と、いうわけで、
今一番高画素化を望んでいるのはプロカメラマン達なのです。
そこにソニー(旧ミノルタ)ですよ?
キャノンでもニコンでもなく、ですよ。
ソニーにアッパレ!
と、同時にニコンに渇!!
ですな。