時々Lightroom2を使っている。
拡大リサイズ出力してみても、画質は悪くない。
FinePix S5 Proで撮影したデータを長辺8000ピクセルまで拡大して書き出したが、
画質はよかった。
と、ここまで書いて、
じゃあ実際純正ソフトと比較してどうなんだろう?
という思いがよぎった。
あまり無責任なことも言えないので検証してみることにした。
同じデータから長辺7000ピクセルの画像を作った。
現像ソフトが違うと、色味やシャープネスなどを扱うパラメータも違うので同じ絵にはならないが、なるべく標準的な設定で出力した。
この絵柄の部分を等倍に拡大して比較してみよう。
下が純正ソフトのHyper-Utility3だ。
Hyper-Utility3は画素数以上の拡大出力が出来ないので、一旦長辺4256ピクセルに出力してから、Photoshopで拡大リサイズをした。
次が、Lightroom2による拡大出力。
そんなに差は無いようにも見える。
少し違うのは、輝く水面とピンクのボートの境目だ。
Hyper-Utility3のほうが素直な描写をしているのに対し、Lightroom2はエッジを強調しすぎているように見える。
少し引いて全体を見たときにはLightroom2のほうがシャープ感はある。
しかし、細部を検証してみるとHyper-Utility3も悪くない、ということか。
この辺は設定時のシャープネスや適用するトーンカーブによっても違ってきそうだ。
後は使い勝手の問題か?
僕はどうもいちいちライブラリに登録しなくてはいけないのがなじめない。
普通にツリー表示じゃダメなのか?
ただ、便利なのも分かる。
一度キャッシュデータを読み込んでしまえば、表示は速いので写真のセレクト作業が楽になる。
キャッシュデータをどんどん貯め込んでも大丈夫なマシンを使っているなら、どんどん登録していくほど、その便利さの恩恵を受けられるのだ。
RAW現像、サムネイル表示機能も一長一短、好みもあるので、
今の所、Lightroom2、Hyper-Utility3、Bridgeなど作業内容によって変えている。
しかし、慣れてくるに従って、Lightroom2の使用頻度が上がっていく予感も抱いている。