昨日、友達が山で遭難し、帰らぬ人となってしまった、、
うさちゃん、、
友達と呼べる程多くの付き合いがあったわけではないけれど、
やっぱり友達と呼ばせて欲しい、、
あの頃、僕たちはみんな同じ撮影現場で同じ釜の飯を食い、何ヶ月も過ごした。
あの頃、僕たちはみな仲間だった。
毎年恒例の、1月から3月にかけての長期の撮影現場。
そんなペースがずーっと続くのかと思われた
もう20年近く前の事である。
やがて、その仕事は無くなり、しょっちゅう会う事はなくなっていた。
その後、彼はもともと山岳のキャリアがあったので
山岳カメラマン、プロの山岳ガイドとして仕事をするようになる。
そういえば、うさちゃん、、
以前、山で死ぬということについて話してくれたことがあるよね。
登山中に遭難者の遺体を発見する事はよくあることらしいのだが、
例えばそれが7000mとか8000mとかになると、発見したからといってどうしてあげる事も出来ないんだそうだ、、、
そんな話だっただろうか?
あと、行方不明になってしまうと死亡証明が難しく保険がおりないとか、、、
内容は良く覚えていない、、
でも、その時思ったのは、うさちゃんのプロ意識の高さ。
コイツ腹括ってるな、と思った。
登山家として表に名前が出る事はないけれど、それがうさちゃんの仕事。
うさちゃんは本物のプロフェッショナルだったよ。
また、どこかで普通に会えるもんだとばかり思っていた。
そーか、南極を目指していたのか。。
じゃあ、南極から帰ってきたら昔の仲間で集まって飲みたかったね。
、、
まさか、こんな形で別れなければならなくなるなんて、
思っても見なかったよ。
ご冥福をお祈りいたします。