ウチにあるデモ版はCS4が全部セットで入ったもので、
Windowsにインストールしようとすると2GB以上のメモリがないとダメですと警告が出る。
(Windows XP Professional sp3,Pentium-M 1.6GHz,1GB RAM,30GB HDDというスペック)
僕が使いたいのはフォトショップだけなので、
何とかならないかと思い、強行突破でインストールを決行してみた。
最初に必要メモリに関するアラートが出るのだが、
無視して、次に進んでみる。
おまかせ簡易インストールではなく、カスタムインストールを選んで
フォトショップとその関連のブリッジなどだけ選んでインストールを進めていく。
その結果、なんとかインストール完了。
再起動して立ち上げてみた。
ウン、これも大丈夫。
マシンスペック上、速さは期待できないものの、一応、動作確認ぐらいは出来そうだ。
実は、仕事上「Photomerge」(フォトマージュ)の機能を確かめてみたかったのだ。
最近はほとんどデジタルカメラでの仕事が多いが、
今度、久々に4×5を使わなくちゃいけない仕事が入りそうなのだ。
でも気分的にはもう4×5の撮影はしたくない。
フイルムの在庫管理が大変で、仕事となると余裕を持って多めに仕入れておかないといけないのだが、
かといって余すと今度いつフイルムを使うか分からない、という状態。
今回、なぜ4×5を使うかと言うと解像度の問題。
1200万画素でも足りないぐらいの大伸ばしをする予定だからだ。
でも、今となってはデザイナーもデジタルのワークフローに慣れてしまったので、
本当はデータで納品して欲しいんだよね。
複数の写真をつなぎ合わせて超高解像度の写真にするという手法は昔からあったが、
それが出来るときと出来ないときの条件がいろいろとあるし、
(単純に言えば人物などのように動きのある被写体はダメとか)
撮り方の問題もあるし、
ソフト的にも簡単パノラマソフトではつなぎ目の精度がイマイチだったりとか。
Photoshop CS2から「Photomerge」の機能がついたんだけど、
絵柄によって上手くいくときといかない時があって、
不確定要素が多かった。
Web用途なら大丈夫だが、高精細な印刷や大判プリントでは、つなぎ目の曖昧さがあって全然ダメであった。
「Photomergeでつなぐから、こう撮っておけば大丈夫」
という確信が持てなければ安心して仕事に使うことが出来ないのだ。
結論からいうと今度の「Photomerge」は使える。
試しに、長辺6000ピクセルの写真を3枚繋いで、9500×5400ピクセルの写真を作ってみた。
データ量は約150MB(8bit)になった。
しかもこれ、作業は16ビットのまま出来るんです。
つなぎ目も殆ど分からない。
ウチはCS2ユーザーで、CS3を知らずにCS4に来たので、劇的な進化だ。
これは縦位置の写真を横に3枚繋いでいますが、
今度、上下左右ランダムに撮った写真で試してみよう。
今日はこの辺で、、、