前回の記事「オート露出って、、、」の関連チップスです。
AUTOの設定のままだと、
本来ならストロボを焚かなくても大丈夫なくらいの明かるさなのにカメラ側が暗いと判断してしまい、勝手にストロボがポップアップして、ストロボを発光させるということがよくあります。
その結果、真夜中じゃないのに、真夜中に撮った写真のようになってしまうことがあります。
こんな感じ、、、
日陰で夕方に近い時間帯だったので、たしかに少し暗かった。
でも、こんな風にストロボを焚かなくちゃいけないほど暗くはなかったはず。
そんな時は、「AUTO」のままでもストロボを発光させない設定が出来る。
カメラの機種によって操作は違うが、ここではニコンD80を例にとって説明しよう。
内蔵ストロボの左下にこんなボタンがあるはず。
ストロボの発光設定をするボタンだ。
ここを押しながら、右手の親指でコマンドダイヤルを回すことで「発光禁止」の設定に出来る。
そうするとストロボが発光されないので、その分スローシャッターになって写真がブレてしまったり、自動的に感度アップするのでノイズが増えたり、というリスクも生じますが、、
こんな感じに写ります。
これ実は前の記事で紹介した写真と同じものです。
この時の設定は「AUTO」ではなく「プログラムオート」でしたのでちょっと違うと突っ込まれれば、そうなんですが、
「ストロボ有り」と「ストロボ無し」の比較の意味で、ご覧ください。
ストロボの光量に頼った撮影をすると背後まで光が行き届かず、夜のようになります。
ストロボ無しのほうが、その場の光だけで撮影していますから背後が暗くならずに自然に写ります。
要するに、カメラ任せの設定で安易にストロボを使うよりも、
「発光禁止」の設定にするとか、「プログラムオート」で露出補正をするなど、
自分でカメラの設定をコントロールしながら撮影できるのがデジタル一眼レフの最大の楽しみ方です。
自分で色々な設定を試してみてはいかがでしょうか?