PENTAX Q10撮り方ハンディブック 〜番外編 撮ってだし (その1)

マイナビから3月1日に出版された「PENTAX Q10撮り方ハンディブック」、
私のほか2人の方との共著ですが、一部書かせていただきました。

Amazonではレビューも付いて、喜んでいただいているようで嬉しいです。

こちらのサイトからもQ10関連本をご購入いただいた方がいらっしゃるようで、ありがとうございます。

ただ、
残念なことに私の本ではなくインプレスの田中さんの本だったようですが、、、

いや、
いいんですよ、
別に私の本じゃなくても、、、、

大事なのはここからご購入いただけることで(笑)、
ホント有り難いことなんです。

さて、
本をご購入いただいた方、
あるいは、これからPENTAX Q10の購入を検討されている方、、
のために、

誌面では使われなかった没データが沢山ありますので、
これから何回かに分けて流出させちゃいます(笑)

そして、
よくある「続きはWebで、、」みたいに、
補足解説などもあれば、もっと良いですよね。

じゃあ、そんな感じで、、、、

☆はじめに 〜PENTAX Q10というカメラについて

http://www.pentax.jp/japan/products/q10/

小さいながらも一眼レフ。
レンズ交換が楽しめます。
いわゆるミラーレス一眼のカテゴリーになります。
今回の執筆を通じてしばらく使っていましたが、面白いカメラだと思いました。

使い勝手はどちらかというとコンデジに近く、普通の一眼レフの使い勝手とは違います。
メニュー画面から設定を呼び出して、、、という感じで、
最初は分かりにくい面も正直ありました。

ただ、使っているうちに慣れて来て、
あの設定はココということが分かるようになりますので、違和感無く使いこなせるようになってきます。

ですから様々な設定を試しながら使い倒す事が大事です。

画質面では、ご承知の通り小さなセンサーですから、、それなり、、です。
これは、普段フルサイズの大きなセンサーを起用したカメラを商売上使っているので、比較してしまうと「それなり」という感想になってしまいます。

ただ、誌面で見ていただけるとおり、立派に印刷にも耐えうるクオリティーはあります。
写真を楽しむという意味では充分なクオリティーです。

撮ってだしの実写データをアップしますので、ご自身の目で確かめてください。

☆オートピクチャー

モードダイアルを緑のAutoに合わせるとオートピクチャーモードになります。
いわゆるフルオートに近い設定です。

通常、カメラまかせのフルオートにすると、露出補正や感度設定を変える事ができなくなるカメラも多い中でPENTAX Q10はちょっと違います。
オートピクチャーモードでも露出補正はできるし、ISO感度の変更もできます。
ですから、全くの初心者じゃないかたでも使いやすいモードです。

絵柄を自動的に判断し、人物がいれば顔検出AFの「人物モード」、風景だと判断すると「風景モード」、同じ風景でも青い色の空が画面上部にあり、その面積が多ければ「青空モード」と判定されます。特に該当が無いと判断すると「標準モード」になります。
いずれも彩度は高めの「鮮やか」になりますので、自然な色合いの「ナチュラル」が希望の場合はAutoモードじゃなくプログラム(P)モードなど他の設定にして仕上がりイメージを「ナチュラル」にします。

普段使いのモードとして、とりあえずAutoにして、必要に応じて露出補正やISO感度設定を変える、というのがもっともシンプルで推奨できる使い方ではないでしょうか。

IMGP2170.JPG02 STANDARD ZOOM
5.0 mm(35mm換算27mm)
f4.0 1/160秒 露出補正なし
ISO200

多分、オートピクチャーモードだったと思いますが、
実は一旦パソコンに取り込んでしまうと、Q10独自のモード名がExif情報としては残らないので推察するしかありません。

☆レンズ交換の楽しみ

一眼レフはなんといってもレンズ交換ができるのが楽しみのひとつ。
こんなに小さくても魚眼から望遠ズームまであって、
しかもどれもコンパクトなのでポケットに収まるぐらいです。

IMGP3950.JPG06 TELEPHOTO ZOOM
43.9 mm(35mm換算244mm)
f2.8 1/1600秒 絞り優先オート
露出補正-0.3  ISO100

198ページで使われた写真の前後に撮られた別カット。紙に印刷された状態とPCで見る実データ、比較しながら見ていただけます。
絞りを開放にしたかったので「絞り優先オート」を選びました。

IMGP3910.JPG03 FISH-EYE
3.2mm(35mm換算17mm)
f5.6 1/400秒 絞り優先オート 露出補正なし  ISO100

フィッシュアイは絞り機構がなくf5.6の固定になります。フォーカスもマニュアルフォーカスのみですので、拡大表示ができるMFアシストの機能を使うとよいでしょう。カメラを水平に構えたので、魚眼っぽくないワイド感になりました。

IMGP3103.JPG01 STANDARD PRIME
8.5mm(35mm換算47mm)
f1.9 1/30秒
シーンモード(SCN)「ナイトスナップ」 露出補正-0.7
ISO3200

標準単焦点レンズはラインナップ中もっとも明るいレンズ。
「ナイトスナップ」モードにすると自動的に高感度設定になり手持ち撮影も可能になりますが、さすがにISO3200ともなるとノイズが目立ちます。

(画像をクリックすると実寸表示します。ただ、ブラウザーによって原寸表示のされ方が違う場合がありますので、右クリックでメニューを選んで表示したほうが良い場合もあります。こちらで確認した範囲ではMac版FirefoxやWin版IEは右クリック推奨です)

ここまでの4枚、全て違うレンズでの作例を紹介できました。

他に、トイレンズがありますが、誌面にも書きましたが、
良い意味でチープなレンズです。

具体的に言うと光学的な性能は良くありませんが、安価で手軽に楽しめるレンズです。
ヘタウマ的なゆるさを受け入れられる方には面白いと思います。

さて、その1はここで締めたいと思います。
なるべく近いうちにその2をアップしますので、ご期待ください。

追記; その2をアップしました。

 
標準ズームキットのシルバーで3万6千円ぐらいから。このAmazonページへ行くとカラーバリエーションも見れます。色によって値段が違うんですね。そしてエバンゲリオンモデルもあります。

  
魚眼レンズが1万円以下で買えるって、魅力です。

  

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