コマーシャルフォト2009年3月号が発売になりました。
http://www.genkosha.co.jp/np/detail.do?magazine_id=1
【特集】映画に魅せられた写真家たち
■『ゼラチンシルバーLOVE』の操上和美監督インタビュー
という記事で操上和美氏を撮影しました。
最初にコマフォト編集部から電話をもらった時に、
インタビュー取材の撮影だと聞いて、
「はい、はい、了解、了解!」程度に、軽く受けたんですが、
編集者がおもむろに「実は相手の方が繰上和美さんなんですが、、、」
って言うんです。
「えーっ!」と驚くと同時にちょっとびびりました。
繰上和美氏といえば広告業界では超大物クラスのフォトグラファーだからだ。
超大物フォトグラファーを前に、ありきたりの撮影ではつまらないし、
かといって奇をてらった撮影をしても良いものには仕上がらない。
結局、自分の出来ることをするしかないなぁ〜と思いながら、
取材当日、私はあのライティングを披露してみることに決めていた。
あのライティングとはフォトキューブプロを使ったライティングである。
繰上氏の事務所でインタビューはおこなわれた。
セッティングが済み、繰上氏が登場。
インタビューを始める前から、いきなり、
「これ、どうなってるの?」と、フォトキューブライティングに興味を持ってくれた。
説明すると「へぇ〜なるほど」って、納得の様子。
彼には多分、この光源がこのくらいの距離にあり、この方向から来て、カメラがここだと、こんな感じに写っている、というのがお見通しだったはずだ。
業界の大先輩を前に緊張の撮影ではあったが、最高に楽しい撮影であった。