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フォローフォーカス、フォローズーム

有りものを利用して活用してしまうのが得意な、竹澤です(笑)

過去にも、こんなことあんなことを、はたまた、こんなことまでしてきました。

今回のは、思いつきは良かったんですが、実際使ってみると今ひとつだったんで、
必ずしも成功例ではないんですが。

一眼レフデジカメでムービーを撮るのが当たり前になってますが、
実際にはムービー対応の三脚や機材などがないと中々上手くいきません。

普通、プロの方達は、



↑こんな感じのギアを使いますが、やはり数万円の出費になってしまいます。

なんかいい方法はないかと考えたあげく思いついたのが、

ハリソンD1.jpg

こちら。

アメリカ・ハリソン社のディフュージョンフィルタとそのホルダー。

国産品とはひと味違う描写が魅力で、
ポートレートなど撮影するカメラマンにはお馴染みだと思いますが、

私も、昔、奮発して購入しました。

最近はあまり使う機会もないまま、忘れていましたが、、、

このホルダー枠を使う事を思いつきました。

6023.jpg

3点あるネジのうち1本を長いのに変えて、これを動かそうということです。
この写真ではズームリングに取り付けて、滑らかなズーミングに期待しました。

実際にやってみるとですね、、、

期待したほどではありませんでしたが、直接のズーミングよりはいいかも、、という程度でした。

残念だった反面、これをベースにもう少しアイディアを盛り込んで行けば
もっと改良していけそうな気もします、、、、

あと、使う側の練習、訓練も重要ですね。
それが所謂、ウデっていうことでしょうから。

CANON EOS 5Dのムービー機能に業界が大注目!!

2008年9月に発売されたCanon EOS 5D MkⅡ。
いまさらですが、ここに来て俄然ムービー機能に注目が集まっている。

我々スチールのカメラマンにとっては、ムービーが撮れるというのはあくまでオマケ的な機能だと思っていたのですが、
映画関係、コマーシャル業界などのムービー関連業界人たちが大注目しているらしいのだ。
35mmフルサイズという大画面の撮像素子でフルハイビジョン動画が撮れるというのが魅力らしい。
これは映画用35mmフイルムが縦にローディングするためフイルム幅が画面の横幅になるのに対し、スチール用の35mmフルサイズはフイルム幅に相当する部分が短辺になる。
つまり、映画用の35mmフイルムよりも大きな面積の撮像素子だということになる。

明るいレンズを使えば「ピン浅」と呼ばれる、被写界深度の浅い映像が撮れるということになり、従来のビデオカメラでは絶対に撮れなかった深みのある映像が撮れるのではないかという期待が大きいらしいのだ。

もちろん我々スチールカメラマンもその点は理解しているからこそ、35mmフルサイズに憧れるのだが、ムービー業界も実は大注目していたということだ。

一般のアマチュアユーザーのほうがそんなことはとっくに承知で楽しんでいるのかもしれないが、プロが仕事で使おうとすると乗り越えなければならないハードルが沢山ある。

例えばEOS 5Dでビデオカメラのようなカメラワークを実現するにはどうするのか?
単純にビデオ用の三脚に取り付けるだけでは解決しない問題もあるのだ。
ズーミングやピントのこと、露出のことなども従来のビデオカメラの使い勝手とは異なるわけだから、それを誰が、どんなカメラマンがオペレーションするのか?

そもそも、高価な業務用ハイビジョンムービーカメラを差し置いて、EOS 5Dという30万円そこそこのスチールカメラを使うことに対してクライアントがO.Kを出すのか?というのも大きいだろう。

ところが、発売から数ヶ月が過ぎ、ようやくここに来て実践段階へと移ってきた感がある。
数ヶ月間のタイムラグがあったのだ。
まだ、詳しくは伝えられないが、試行錯誤しながらも「EOS 5Dによるムービー撮影」のノウハウを蓄積中という制作会社もある。

他にも同様な思いで研究中の制作者は多いだろうから、今年は「EOS 5Dによるムービー撮影」が一種のトレンドになるのではないか?という予感すらある。

で、このタイミングで
    【コマーシャル・フォト】 イベント「HD動画も撮れるデジタル一眼レフ」
という案内が来た。

内容は、
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  ■ Monthly ProPhoto 40
  2月17日(火)開催
  HD動画も撮れるデジタル一眼レフ EOS 5D Mark II
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2000万画素を超える画素数、飛躍的に向上した高感度特性など、
プロ機をも凌ぐ性能のEOS 5D Mark II。
デジタル一眼レフで初めてフルHD撮影を可能としたことで、
映像業界からも注目を集めている。
プロのフォトグラファーがこのカメラを使いこなすためのポイントを、
静止画、動画の両面から解説する。

・日時:2009年2月17日(火)18:30〜20:00
・会場:アップルストア 銀座(参加無料・事前登録不要)
・出演者:南雲暁彦 凸版印刷 フォトグラファー
     斎賀和彦 デジタルハリウッド大学院 専任准教授、映像ディレクター
http://www.genkosha.com/seminar/#a006817

最後に、業界関係者も大注目している5DMovieを紹介しておこう。
Web用に圧縮していると思うので、画質そのものが、どうこうというよりも、
「ピン浅」加減に注目してほしい、、、


Canon EOS5DmkII, One night in Beijing. from Dan Chung on Vimeo