カテゴリー別アーカイブ: デジタルカメラ

SONY αシリーズ 3機種発表

SONYがαシリーズの新デジタル一眼レフを発表しました。

α380、α330、α230の3機種ですが、いずれもエントリークラスに位置づけられるようです。

6月25日発売ですが、すでに予約受付中のようで、

α380が85,000円前後、α330が65,000円前後、α230が5万円前後のようです。

細かいスペックなどは公式サイトで確認してください。

http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200905/09-0518/

α380が1400万画素になりますので、
エントリークラスでも1400〜1500万画素というのが常識になりつつありますね。

先日D5000を発売したニコンだけが1200万画素で、
それ以上の解像度が欲しければ最高機種のD3Xを手に入れなくてはいけないという状況になってしまいました。

不況が深刻化してますから新しいカメラなんか買う余裕はありませんが、
たまにはこうしたソニーなど、違う機種も試してみたいものですね。

EOS 5D mk2ムービーを使った作品

コマーシャルフォト5月号が発売になりました。
4月号の続きでEOS 5D mk2を使ったムービー撮影の編集編が紹介されています。
(私も編集の現場に取材撮影でおじゃましました)

その時のムービーがWebにアップされていますので、是非ご覧になってください。

KDDI 「サクラスイッチ」
http://www.kddi.com/sakura2009/main.html

フルサイズCMOS素子のピン浅効果が遺憾なく発揮されているのは、女子高校生が光の中へ溶け込んでいくように去って行くシーンだろうか。

スチール構成されている部分もありますが、これももちろんEOS 5D mk2による撮影で、
ムービー、スチール共にカメラマンは永瀬沙世さん。

監督も女性で、黒川静香さん。
カラーコレクションの達人らしく、監督自らカラコレを施し全体を統一感のある色調に仕上げている。

EOS 5D mk2ムービーのサンプルというより、作品として、ホントに涙が出るくらい良い作品に仕上がっています。

恐るべし、永瀬沙世、黒川静香。
この女性コンビ☆凄いです。

もちろん広告なので大勢のスタッフが関わっているので全員の力だとも言えるんですが、、、

なお、今月号は他に特集2の取材撮影(P57〜59)もやってます。

ニコン、Nikon D5000/AF-S DX Nikkor 10-24mm 発表!

ニコンがエントリークラスでHD動画対応のNikon D5000を発表しました。

ニコン D5000

「D5000」は、バリアングル液晶モニターとライブビュー撮影により、ハイアングルやローアングル、自分撮りなど自在なアングルで被写体を狙うことができます。
 また、動画撮影ができる「Dムービー」、記憶した被写体を自動的に追尾してピントを合わせる「ターゲット追尾」(ライブビュー撮影時)や「11点フォーカスポイント」採用のAFシステム、カメラ内のゴミやほこりを防ぐ「ニコンインテグレーテッドダストリダクションシステム」など先進のニコンテクノロジーを小型・軽量ボディーに凝縮しています。
 10万回ものレリーズテストをクリアした仕様のシャッターユニットを搭載し信頼性を高めています

〜ニコン ニュースリリースより抜粋

http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2009/0414_d5000_01.htm

このところムービー機能が一種のトレンドになった感があるデジイチ市場ですね。

バリアングル液晶モニターはムービーだけでなく、スチール撮影にだって便利そう。 

有効画素数1200万画素ありますから充分です。

5月1日発売予定ですから、なんとかゴールデンウィーク後半に間に合わせた格好だ。

すでにアマゾンでは予約受付中ですね。

ただ、個人的にはこっちのほうに興味がある。

AF-S DX NIKKOR 10-24mm F3.5-4.5

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED

実は今日、取材撮影で出かけていたんですが、

シグマの10-20mmが中心の撮影になりました。

でも、もうちょっと寄りたいと思ってもレンズ交換が煩わしいため、

20mm側で撮影して、後でトリミングで対応しようなんて思いながら撮影していました。

帰ってきたらこの新製品のニュースですから、、

これ欲しい!って思いました。

テレ側が20mmと24mmでは随分違う印象になると思う。

24mmだと35mm換算で36mm、準広角程度の画角なので自然なパースが得られるはずだ。

こうした広角系ズームでも高倍率ズームが欲しくなるのは心情ですが、

問題はディストーション。

メーカー側は少ないと言いますが、それがどの程度のものなのかは実際使ってみないとわからない。

今使っているシグマ10-20mm F3.5ー5.6もかなり少ないほうだと思うが、完璧ではない。

もし、天下のニコン純正レンズがシグマより歪んでいたら、怒りますよ。

ただ、気になるレンズであることは確かだ。

 

CANON EOS 5Dのムービー機能に業界が大注目!!

2008年9月に発売されたCanon EOS 5D MkⅡ。
いまさらですが、ここに来て俄然ムービー機能に注目が集まっている。

我々スチールのカメラマンにとっては、ムービーが撮れるというのはあくまでオマケ的な機能だと思っていたのですが、
映画関係、コマーシャル業界などのムービー関連業界人たちが大注目しているらしいのだ。
35mmフルサイズという大画面の撮像素子でフルハイビジョン動画が撮れるというのが魅力らしい。
これは映画用35mmフイルムが縦にローディングするためフイルム幅が画面の横幅になるのに対し、スチール用の35mmフルサイズはフイルム幅に相当する部分が短辺になる。
つまり、映画用の35mmフイルムよりも大きな面積の撮像素子だということになる。

明るいレンズを使えば「ピン浅」と呼ばれる、被写界深度の浅い映像が撮れるということになり、従来のビデオカメラでは絶対に撮れなかった深みのある映像が撮れるのではないかという期待が大きいらしいのだ。

もちろん我々スチールカメラマンもその点は理解しているからこそ、35mmフルサイズに憧れるのだが、ムービー業界も実は大注目していたということだ。

一般のアマチュアユーザーのほうがそんなことはとっくに承知で楽しんでいるのかもしれないが、プロが仕事で使おうとすると乗り越えなければならないハードルが沢山ある。

例えばEOS 5Dでビデオカメラのようなカメラワークを実現するにはどうするのか?
単純にビデオ用の三脚に取り付けるだけでは解決しない問題もあるのだ。
ズーミングやピントのこと、露出のことなども従来のビデオカメラの使い勝手とは異なるわけだから、それを誰が、どんなカメラマンがオペレーションするのか?

そもそも、高価な業務用ハイビジョンムービーカメラを差し置いて、EOS 5Dという30万円そこそこのスチールカメラを使うことに対してクライアントがO.Kを出すのか?というのも大きいだろう。

ところが、発売から数ヶ月が過ぎ、ようやくここに来て実践段階へと移ってきた感がある。
数ヶ月間のタイムラグがあったのだ。
まだ、詳しくは伝えられないが、試行錯誤しながらも「EOS 5Dによるムービー撮影」のノウハウを蓄積中という制作会社もある。

他にも同様な思いで研究中の制作者は多いだろうから、今年は「EOS 5Dによるムービー撮影」が一種のトレンドになるのではないか?という予感すらある。

で、このタイミングで
    【コマーシャル・フォト】 イベント「HD動画も撮れるデジタル一眼レフ」
という案内が来た。

内容は、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ Monthly ProPhoto 40
  2月17日(火)開催
  HD動画も撮れるデジタル一眼レフ EOS 5D Mark II
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2000万画素を超える画素数、飛躍的に向上した高感度特性など、
プロ機をも凌ぐ性能のEOS 5D Mark II。
デジタル一眼レフで初めてフルHD撮影を可能としたことで、
映像業界からも注目を集めている。
プロのフォトグラファーがこのカメラを使いこなすためのポイントを、
静止画、動画の両面から解説する。

・日時:2009年2月17日(火)18:30〜20:00
・会場:アップルストア 銀座(参加無料・事前登録不要)
・出演者:南雲暁彦 凸版印刷 フォトグラファー
     斎賀和彦 デジタルハリウッド大学院 専任准教授、映像ディレクター
http://www.genkosha.com/seminar/#a006817

最後に、業界関係者も大注目している5DMovieを紹介しておこう。
Web用に圧縮していると思うので、画質そのものが、どうこうというよりも、
「ピン浅」加減に注目してほしい、、、


Canon EOS5DmkII, One night in Beijing. from Dan Chung on Vimeo