カテゴリー別アーカイブ: Adobe

Photoshop CS6 PublicBeta

Photoshop CS6 PublicBetaが発表されました。
なんと、最大60日間(最終期限は2012年5月31日)無料でお試し出来るというベータ版だ。

フォトショップ1.0から数えて、13番目のバージョン、ということで
開発コードネームはスーパースティション(迷信)、、(笑)
pscs6_013.jpg

あっと驚く新機能もありますけど、自動保存やバックグラウンド保存、コンタクトシートIIの復活など実質面で使いやすくなった印象だ。

個人的にはブラシサイズが5000ピクセルまで拡張されたことが嬉しい。

ダウンロード方法などAdobeサイトの案内はこちら

是非、お勧めです。
詳細はShuffleに原稿書いてますんで、近日中にアップされる予定です。

こちらもちぇけら

冬場のピーカン写真は影がきつくて困る!?〜Photoshop Tips

ということ多いですよね。

そんなとき、役に立つのが

メニューバーの「イメージ」→「色調補正」→「シャドウ・ハイライト」ですね。

これ、簡単なんですが、
今ひとつしっくりこない時もあります。

第一の原因はシャドウ部って青空のブルー成分が非常に多いのです。
シャドウ部を明るくするだけでなく、カラーのコントロールは切り離して調整できないとしっくりこないんだ、ということでしょう。

そうなると、多少手間をかけて、
「色域選択」などでシャドウ部をうまく選択して、トーンカーブなどでカラーを含めた調整をしたほうが良いということになります。

ただ、これも、
どう選択するか、という点で経験値が必要になります。

場合によっては何回かに分けて、細かく調整していくこともあります。

そんなことやってらんない!

って、思った時に、
実は最近発見したんです。

こんな方法もアリかな?ってことで、、

では、作例写真を、、
kage0835a.jpg

冬場はこんな感じで影がきつくて困ります。

このシャドウ部だけを選択するのですが、
選択メニューの「色域選択」を選択します。

いつもならスポイトでシャドウ部を拾っていくのですが、
いきなり
kage002.jpg
「シャドウ」を選択します。
ここらへんが潔い。

kage003.jpg
こんな感じで、シャドウ部が選択されます。

で、これをトーンカーブで調整するんですが、
kage004.jpg
シャドウ部を持ち上げて明るくしていきます。
で、ただ、明るくしただけでは青っぽくなるので
kage005.jpg
レッドのチャンネルも持ち上げて、青みが出ないようにします。

ここまで、「選択範囲をぼかす」とかはしません。
中途半端にぼかすと妙なボケ足が出たりします。
もちろん、絵柄によりますので、鵜呑みにしないでください。

最後に、選択を解除したら全体のトーンを調整します。
この場合、冬場の色温度が低いのを調整するためにレッドのチャンネルを下げています。
こうして出来上がった写真はこんな感じになりました。
kage0835b.jpg

どのくらいシャドウ部を持ち上げるかは好みもありますので、、
後はご自身で試行錯誤してください。

こんな方法もあるという一例です。

そうそう、
もっと簡単な方法もあります。
覆い焼きツールで「シャドウ」を選択して、
グリグリしていくとシャドウ部だけが明るくなります。

ただ、覆い焼きツールだけでは色のコントロールは出来ませんから、
今回紹介した方法と併用して、
例えば、
仕上げに覆い焼きツールを使うとかすれば完璧じゃないでしょうか?

では、健闘を祈ります。

Shuffle公開しました。

Shuffle第3回目公開しました。
http://shuffle.genkosha.com/

HDR Pro、HDRトーン、境界線を調整を解説しています。

☆HDR Pro、HDRトーン

HDRというのは、かのアンセル・アダムスで有名なゾーンシステム(深い諧調を実現するためのモノクロプリント技術)のデジタル版だという認識をしているのですが、どうも世の中の認識はHDR=高彩度の一風変わった写真というイメージのほうが強いんでしょうか?

で、今回のPhotoshop CS5では大幅に機能強化されまして、かなり使えるようになった印象です。

ただ、一風変わった写真を作るには好都合だと思いますが、
普通の写真っぽく深い諧調を再現するという意味ではもう少し頑張って欲しかったな、という印象もあります。

仕事内容にもよりますが
自然なトーンが希望なら
露出違いの写真をレイヤーで重ねて、手動で良いトコ取りしたほうが手間はかかりますが個人的には理想に近い感じがします。

下はShuffleで使った同じ素材からHDR Proを使わないで仕上げた写真です。

MG_1810.jpg
 まあ単なる普通の写真になってしまいますが、
納品したのはこっちのほうになりました。

とはいえ、もちろんCS4よりは断然使えそうです。
もっとイメージっぽい写真にしたい時などはHDRを活用できると思います。

☆境界線を調整 

スマート半形という言葉がまだ馴染みにくいですよね。
あっちでも「しきい値」について書きましたが、「スマート半形」は選択範囲の境界を決めるしきい値的な要素も自動で判別してくれるようです。

うまくハンドリングするには少し慣れが必要かなと思います。

選択範囲が決まったら、そのまま切り抜いて新しいレイヤーを作ってくれるところまで自動化されたのは凄いです。
非常に効率化が図れるので、この機能は是非活用したいですね。

ところで、Adobeのサイトでは
体験版(日本語Ver.)のダウンロードが出来るようになっていますね。

https://www.adobe.com/

興味あるかたは是非。

Photoshop CS5のスクラブズーム

昨日アップされた玄光社Shuffleの記事の中でスクラブズームについて紹介しましたが、言葉だけでは伝わりにくいかと思いますので画面キャプチャーしたムービーをご覧頂きましょうか。

今までのアニメーションズームでは、初動の動きが緩やかでそれから加速して行く感じでした。
見た目はカッコいいんですが、
それだと、従来通りのコマンド+プラスのキーをトントンと2、3回叩くほうがよっぽど早くて効率的なんじゃないの?という感じもありました。

今度のスクラブズームは一気に3200%までの拡大から極小サイズまで一瞬にしてダイナミックに可変します。

画面下の再生ボタンを押してムービーを再生してください。
ズームツールを左にドラッグするとズームアウト、右にドラッグでズームインです。