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初級撮影講座〜花火を綺麗に撮るには、合成処理でゴージャスに、、

Hanabi_DSF7660.jpg
FinePix S5Pro Sigma 10-20mm F4-5.6(20mmで使用)
f9.5 4〜6秒 ISO100  埼玉県川口市 戸田橋花火大会 2008年8月

ホントに久しぶりの撮影講座をアップします。
前のエントリーでご報告したように、今月はMac Fanの締め切りもないので、そのかわりこちらのブログでネタを一つ提供しましょう。

そう、夏と言えば花火ですね。
花火をキレイに撮るコツ、簡単な画像処理で花火を重ねていくテクニック、など紹介しましょう。

最近はデジカメの超高感度化が進んで、超高感度+手ブレ補正で手持ちスナップ感覚でも案外綺麗に写ります。

この時の注意点は、、

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Mac Fan連載 デジタル一眼STEP by STEP〜連載終了のお知らせ

Mac Fan誌で連載を担当している「デジタル一眼STEP by STEP」ですが、
ただいま発売中の9月号をもちまして連載終了させていただくことにいたしました。

今回がちょうど30回目になりますが、これまで2年半にわたり読んでいただいた読者の皆様には大変感謝いたします。ありがとうございました。

連載を始めた2年半前というと、デジタル一眼が一般ユーザーにも手の届く価格になり、ちょっとしたブームになった時期でもありました。初めてデジタル一眼を手にしたユーザー向けに、これまでのコンデジとは違った使い勝手をレクチャーし、デジタル一眼の良さをアピールしていこうという企画内容でした。

露出の基礎的な事からはじまり、様々なネタを紹介してきましたが、そろそろネタも尽きてしまったというのが本音です(笑)。
最初の頃は作例として紹介する写真は殆どこれまで撮り貯めたストックの中から使っていましたので、わざわざこの記事のために撮影しにいくという手間はありませんでしたが、ここ最近はさすがに古い世代のカメラで撮った古い作例でお茶を濁すわけにもいかず、記事内容に添った作例を撮りおろしています。
また、機材紹介コーナーを作ったことで、逆に毎回何を紹介しようか?という「悩み?」が増えてしまった事も事実です。もちろん、そのために機材を借りられたのは楽しかったんですが、、、

まあ、こんな感じでネタが尽きたと言ってしまえば、言い訳になってしまいますが、実はもう少し違った見方で昨今のデジタル一眼を見てみると、2年半前とは全く違った進化を遂げていて、従来通りの撮り方のレクチャーでは現状に馴染まない状況も見えてきます。

例えば、以前の記事のテーマで「三脚を使おう」というのがありました。フイルムの時代からキチンとした撮影には三脚を使用するというのが常識で、それはデジタルになっても変りませんでした。ところが、今月号のテーマのように超高感度が使えるとなると夜でも三脚無しで撮れてしまいますので、これまでの常識が覆され、従来のノウハウをレクチャーする意味自体が失われてしまいます。

もう一つの大きな変化はPhotoshopの進化です。

よく、同ポジで複数枚の写真を撮影して合成をしたりすることがありますが、従来なら三脚は必須でした。しかし、最近のPhotoshopは手持ち撮影したものでも「自動整列」の機能でピッタリ同ポジのレイヤーを作り出してくれます。
HDR写真も手持ちで出来てしまいます。

このように、三脚を使う場面はプロアマ問わず今後減っていくように思います。特に一般アマチュアユーザーに三脚を持つ事を薦めるのは、はたして正しいのか?私自身疑問に思い始めています。
もちろんプロカメラマンにとってはまだまだ三脚は必須の機材ですが、、

最初はデジカメの超高感度化がもたらす意味を理解出来ていませんでした。
ですから、ニコンD3SがISO12800と聞いても???な状態でした。確かに今でも現実問題として仕事で使えるISO感度はノイズの少ない低感度側ですが、これが例えばISO800ぐらいでもISO100と変わらない画質が保証されるならプロの現場も完全に変わってきます。

今は私自身が勉強しなくてはいけない時期だと思います。

また、アマチュア向けのカメラも各社趣向を凝らしていますので、従来のように一般論でこう撮りましょうというのが通用しなくなっていると感じています。
もちろん一般論もありなのですが、機種ごとの特徴を生かした撮り方を解説しないと読者はつまらないのではないかと思います。 

まあ、そういうわけでこの連載は終了して新たなネタを充電しようと思います。

Mac Fan9月号、下のアマゾンバナーから買えます(笑)


Mac Fanの連載は終了しますが、たまにはこちらのブログでハウツー記事を載せていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

Mac Fan連載 デジタル一眼STEP by STEP〜2カメでライブを撮る

Mac Fan 7月号が発売されました。
私の連載「デジタル一眼 STEP by STEP」では先月からデジイチムービーを取り上げています。
今月は応用編ということで、2カメを使った撮影と編集を紹介していますが、
こちらのブログで少し補足しましょう。

ライブ映像を2台のカメラで撮影し、それを編集しているのですが、
通常、こうした編集をする場合、iMovieでは到底無理だろうと思われがちですが、
無理矢理やってしまいました(笑)

iMovieってビデオトラックは一つしか扱えませんよね?
私はiMovieを熟知しているわけではありませんので、もしかしたらもっと良い方法があるのかもしれませんが、

一つのビデオトラックに2台のカメラの映像を交互に入れ替えながら、音がズレないように目と耳で調整していくという、なんともアナログな作業をしました。

Final CutとかPremiereといったソフトは複数のビデオトラックを扱えますので、簡単なんですけどね。

誌面でも紹介されていますが、印刷上小さくなって分かりにくいと思いますので、
STEP3の1と2の図版を掲載しますね。

1.

最初に生かしたい音源の入っているムービーをプロジェクトに配置し、そのプロジェクト上で右クリックして「オーディオを切り離す」を選択します。
この「オーディオを切り離す」ことが出来るようになったのはiMovie09からだと思う。
iMovie08の時は「共有」メニューから「QuickTimeを使用して書き出す、、」を選択し、一旦AIFFの音声ファイルを作ってからそれをもう一度プロジェクトのオーディオトラックに配置するという手間があった。2.
imovieSnapz024.jpg

作業中のiMovie09です。
切り離された音源が紫色のオーディオトラックです。
使うオーディオトラックはこれ1本のみ。上のビデオトラックの基本は1カメの映像ですが所々に2カメの映像をインサートします。
予め音を聞き比べて、大体この辺と思ったところを入れていきますが、音と映像がズレますのでフレーム単位で微調整します。
デジタル編集なのに、この作業は目と耳が頼りのアナログ作業です。
しかもデジタル編集なのにノンリニアではなく頭からタイムラインを整えていくリニア編集です(笑)
カットインされた状態で上手く繋がったら、そこにディゾルブなどのトランジションを入れます。
そうすると、またズレますが5秒のトランジションの場合3秒ズレるとか規則性がありますからその分をカットします。慣れると苦にならなくなります。

さて、こうして出来上がった映像、是非是非ご覧ください。

 

これ、ウチの娘ですが、とても良い曲ですよ。

他にどんな曲があるの?って思ってくれたアナタ、
ちょうど良かった、ライブがありますよ!
明日と明後日2days!

6月1日は代々木Bogaloo、6月2日は新高円寺クラブライナーです。

地方在住だからとても無理!とおっしゃるアナタ、
ラジオ出演がありますからそちらでも他の曲聞けますよ。

6月7日(月)22:00〜22:30
すまいるFMという小さなコミュニティFM局の番組にゲスト出演します。

以下、詳細
【すまいるFMラジオ番組『今夜も同じ月の下で』】
放送日時:2010年6月7日(月)22:00−22:30
再放送日時:2010年6月12日(土)17:30−18:00
放送局:すまいるFM
パーソナリティ:宮崎奈穂子

※埼玉県朝霞市を中心とした
受信可能範囲地域では76.7MHzで
お聴きいただけます

※受信可能範囲地域外でも、
インターネットラジオ『サイマルラジオ』で
オンタイムでお聴きいただけます
www.simulradio.jp

※smileFM76.7「Podcast」で
翌日以降いつでも番組をお聴きいただけます
pod767.net

先日収録をしてきたようで、音源を2曲持っていったので流してくれると思います。
こちらの2曲もお勧めです。
オンタイムじゃなくてもPodcastで聞けるようですから是非聞いてみてください。

iMovieの話から娘の宣伝になってしまいましたが、
まあ、
これも親バカ、ということで、、、

で、再びMac Fanの話に戻しますが、
是非、アマゾンから買ってください。

Shuffle公開しました。

Shuffle第3回目公開しました。
http://shuffle.genkosha.com/

HDR Pro、HDRトーン、境界線を調整を解説しています。

☆HDR Pro、HDRトーン

HDRというのは、かのアンセル・アダムスで有名なゾーンシステム(深い諧調を実現するためのモノクロプリント技術)のデジタル版だという認識をしているのですが、どうも世の中の認識はHDR=高彩度の一風変わった写真というイメージのほうが強いんでしょうか?

で、今回のPhotoshop CS5では大幅に機能強化されまして、かなり使えるようになった印象です。

ただ、一風変わった写真を作るには好都合だと思いますが、
普通の写真っぽく深い諧調を再現するという意味ではもう少し頑張って欲しかったな、という印象もあります。

仕事内容にもよりますが
自然なトーンが希望なら
露出違いの写真をレイヤーで重ねて、手動で良いトコ取りしたほうが手間はかかりますが個人的には理想に近い感じがします。

下はShuffleで使った同じ素材からHDR Proを使わないで仕上げた写真です。

MG_1810.jpg
 まあ単なる普通の写真になってしまいますが、
納品したのはこっちのほうになりました。

とはいえ、もちろんCS4よりは断然使えそうです。
もっとイメージっぽい写真にしたい時などはHDRを活用できると思います。

☆境界線を調整 

スマート半形という言葉がまだ馴染みにくいですよね。
あっちでも「しきい値」について書きましたが、「スマート半形」は選択範囲の境界を決めるしきい値的な要素も自動で判別してくれるようです。

うまくハンドリングするには少し慣れが必要かなと思います。

選択範囲が決まったら、そのまま切り抜いて新しいレイヤーを作ってくれるところまで自動化されたのは凄いです。
非常に効率化が図れるので、この機能は是非活用したいですね。

ところで、Adobeのサイトでは
体験版(日本語Ver.)のダウンロードが出来るようになっていますね。

https://www.adobe.com/

興味あるかたは是非。