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冬場のピーカン写真は影がきつくて困る!?〜Photoshop Tips

ということ多いですよね。

そんなとき、役に立つのが

メニューバーの「イメージ」→「色調補正」→「シャドウ・ハイライト」ですね。

これ、簡単なんですが、
今ひとつしっくりこない時もあります。

第一の原因はシャドウ部って青空のブルー成分が非常に多いのです。
シャドウ部を明るくするだけでなく、カラーのコントロールは切り離して調整できないとしっくりこないんだ、ということでしょう。

そうなると、多少手間をかけて、
「色域選択」などでシャドウ部をうまく選択して、トーンカーブなどでカラーを含めた調整をしたほうが良いということになります。

ただ、これも、
どう選択するか、という点で経験値が必要になります。

場合によっては何回かに分けて、細かく調整していくこともあります。

そんなことやってらんない!

って、思った時に、
実は最近発見したんです。

こんな方法もアリかな?ってことで、、

では、作例写真を、、
kage0835a.jpg

冬場はこんな感じで影がきつくて困ります。

このシャドウ部だけを選択するのですが、
選択メニューの「色域選択」を選択します。

いつもならスポイトでシャドウ部を拾っていくのですが、
いきなり
kage002.jpg
「シャドウ」を選択します。
ここらへんが潔い。

kage003.jpg
こんな感じで、シャドウ部が選択されます。

で、これをトーンカーブで調整するんですが、
kage004.jpg
シャドウ部を持ち上げて明るくしていきます。
で、ただ、明るくしただけでは青っぽくなるので
kage005.jpg
レッドのチャンネルも持ち上げて、青みが出ないようにします。

ここまで、「選択範囲をぼかす」とかはしません。
中途半端にぼかすと妙なボケ足が出たりします。
もちろん、絵柄によりますので、鵜呑みにしないでください。

最後に、選択を解除したら全体のトーンを調整します。
この場合、冬場の色温度が低いのを調整するためにレッドのチャンネルを下げています。
こうして出来上がった写真はこんな感じになりました。
kage0835b.jpg

どのくらいシャドウ部を持ち上げるかは好みもありますので、、
後はご自身で試行錯誤してください。

こんな方法もあるという一例です。

そうそう、
もっと簡単な方法もあります。
覆い焼きツールで「シャドウ」を選択して、
グリグリしていくとシャドウ部だけが明るくなります。

ただ、覆い焼きツールだけでは色のコントロールは出来ませんから、
今回紹介した方法と併用して、
例えば、
仕上げに覆い焼きツールを使うとかすれば完璧じゃないでしょうか?

では、健闘を祈ります。

MacMiniでデュアルディスプレイ環境を手に入れる

知り合いの会社から不要になった15インチ液晶モニターをもらったのでマルチディスプレイにしてみた。

要らなくなったモニターがあるけど持ってく?と聞かれて、15inchだしD-Subだし1024×768だしあまり使い道なさそうなので「いや要らない」と答えかけたが、ロケ用のモニターにでもしようかと思いたち、やっぱりもらうと答えてしまった。
でも考えてみたら、それよりもデュアルモニター環境にして使ったほうがよくない?ってことになり、
実はすでにMini Displey Port用のD-subアダプタは入手済みだったので簡単にデュアルモニターに出来る環境が整っていたのだ。

昨年、OACの講座を引き受けた時に自分のモニターとプロジェクターをミラーリングするために2系統の出力が必要になりMini Display Port用のVGAアダプタを買ったのだ。
この時DVIにするかVGAにするか迷ったのだがVGAにしておいて大正解。
こうしてD-sub端子しか持たないモニターがやってきてくれたのだから。

なんだかジグソーパズルの断片がだんだん繋がっていくみたいに機材が揃ってしまう事ってあるよね?
え、ないですか?

例えば、以前このブログにも書いたけど、
980円で手に入れたApple純正15インチ液晶ディスプレイ。
ADC出力のグラフィックカードを持っているので大丈夫と思っていたら本体側からの電源供給が出来なくて使えない事が判明。
でも、その後ADC対応のG4クイックシルバーのケースを3000円で手に入れて、そこへG4 AGPの中身を移植して、合計3980円で1台出来上がったという、、、
3980円のMacintosh

話が横道にそれましたが、
こうして自然発生的にデュアルディスプレイ環境になったのだが、
実は現行のMacintoshは全てデュアルディスプレイに対応している。
あの極薄のMacBook AirでもMini Display Portがあるのだ。

で、このMini Display Portってやつなんだけど、Appleは時々仕様を変えてしまうことがあって、さっきのADCの件もそうなんだけど、
以前のiBookとかに付いていたDisplay Portとは違うので要注意。

(写真は左側が付属で付いてくるMini DVIアダプタとそれに繋がるDVIケーブル、右がMini Display Port用のVGAアダプタとD-Subのモニターケーブル)

Mac Miniに関して言えばEarly2009以降ならデュアルディスプレイ環境に出来る。

仕様的には2GHzまたは2.26GHz Core2 Duo以降の、
グラフィックカードがNVIDIA 製になって以降。
別の言い方をすればFireWireが400から800に変ってから以降。

ということになる。

以前僕が使っていたMacMini 1.83GHz Core2 Duoのグラフィックプロセッサーintel GMA950ではこの環境は出来なかったのだ。

デュアルディスプレイ環境にするための

Mini DisplayPort-VGAアダプタはAppleストアで3400円で手に入る。

 

アマゾンではサードパーティー製のものを扱っているので、さらに少し安く手に入れることも出来る。

 


VGAは15pinD-Sub用。DVI用もある。

デュアルディスプレイ環境を構築するって昔は大変だったけど、今は本当に簡単にできちゃうのね。
作業領域が広がって快適ですから、
皆さんも古いモニターを譲り受けるチャンスがあれば、もらっておいたほうが得ですよ。

あ、ていうか
今は主モニター自体がデカイからそんな必要は無いのか。
やっぱり貧乏臭いんだな、オレ。

ストロボ修理のオガワスタジオ

これもちょっと前の話になりますが、
スタジオ用のストロボを修理に出しました。

スタジオタイプの大型ストロボの修理って怖いんですよ。
修理代がいくらかかるか恐ろしくて、しばらく修理に出せずに放っといたんです。
昔、コンデンサーの総取り替えで20万円近くかかったこともありましたから、、

幸か不幸か大きい仕事が入らなかったので別の1台とモノブロック、足りない時はHMIをレンタルしたりストロボを持っているアシスタントに機材込みで来てもらったり、とやり繰りしていました。

使えないのに置いといても邪魔になるだけだし、意を決して修理に出してみる事にしました。
このストロボは以前メーカーで修理してもらった時に(その時は直してもらえたけど、)「保守部品が無いので今後の修理は出来かねます」といった趣旨のシールが貼られて返ってきたものだった。

で、こんな時に頼りになるのが、以前にも別のストロボでお世話になったオガワスタジオさん。
こちら→http://www.geocities.jp/strobomasa/00/

新宿区の早稲田鶴巻町にスタジオがあります。

今回、半導体の不具合という事で2万円の修理代で済みました。
コンデンサーじゃなくてよかった。

小川さんによれば、仮にコンデンサーだとしても全てのコンデンサーを取り替える必要はなく損傷した所だけを取り替えればよいので法外な金額にはならないとのこと。

確かにメーカー修理だとそういうわけにもいかないので高く付いてしまうのだろう。

プロカメラマンの皆さん!
是非是非、このオガワスタジオ、要チェケですぞ。
(ブログで紹介したいということでご本人の許可も得ていますので大きい声で言っちゃいます)

新たな設備投資もままならない時代ですから、手持ちの機材を生かしましょう。

週刊現代の撮影でキャノン17-40mmを使ってみた

もう、ちょっと前の話になりますが、
12/20発売の週刊現代・新春合併特大号の巻頭のカラーグラビア「日本橋百年」という特集で撮影をやらせていただきました。

通常、取材系の写真は1200万画素のFuji FinePix S5 Proを使う事が多いのですが、
その中で、ちょっと大きい扱いになるかもしれないということで2100万画素の Canon 5D mkIIを使った写真があります。

じつはCanonのレンズはまだ17-40mm F4L USMという1本しか持っていなくて、料理系の撮影だったのでレンタルで借りるか友達に借りるか迷いましたが、結局このレンズで撮影してしまうことにした。

ラフが俯瞰っぽかったのも幸いし、40mm側で撮影し多少トリミングすれば50mmの標準レンズぐらいのパース感になるのでは、、と目論んだからです。

で、こうなりました。

Canon 5D markII   EF17-40mm F4L USM  f16 1/180秒 ISO200  ストロボ使用

どんなレイアウトになるか分からなかったので横位置で広めに撮りましたが、実際に採用された写真では、葉っぱのある右側はカットされて縦位置で裁ち落とし1ページ大の写真になりました。

かなりトリミングしているので2100万画素のデータでも解像度不足になっているはずなのですが、
印刷仕上がりはまったく問題なく綺麗でした。
(印刷側が頑張ってくれたのでしょうか?)

もう1点、使いませんでしたがサブカットとして撮影したものがあります。

Canon 5D markII   EF17-40mm F4L USM  f6.7 1/180秒 ISO100  ストロボ使用

実はいままで使ってて気づかなかったんですが、このレンズかなり接写ができます。
あれっ?っと思ってスペックを確認したら最短撮影距離0.28mですって。ワイドマクロっぽいパース感になりますが、意外と使えるレンズであることを再認識しました。

それより早くプロとして恥ずかしくない程度のレンズラインナップは揃えろよって話ですが、、

まずはちゃんとしたマクロ系レンズを1本考えていますので、そのうちご報告を、、、、