強くて弱い光

はたして、「強くて弱い光」というのは存在するのだろうか?

これは光量としては非常に弱いけれど、効果は絶大で強い、という光のことだ。

だから、答えは「存在する」

このように全く相反するコトが起きる面白さがライティングの妙だといえるだろう。

以下の作例写真を見ていただきたいが、これはライトを2灯使っている。
T0904_2492.JPG

FinePix S5 Pro

1/180秒 F19 ストロボ
ISO100

左後ろからのライト。これは強い光で写真全体のトーンを決め、露出を決定付けるライトである。
そして、商品であるカメラが黒く落ち込まないように、また、レンズの光沢感を出しているライトがもう1灯存在している。

これが、強くて弱いライトである。

実際のライティングの様子を見てみよう。

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1/60秒でもミラーショックに寄るブレが、、、

少し前になってしまったが、友人の松永あたる氏のブログを読んでいて気になる記事があった。

http://stockphoto.blog46.fc2.com/

元ネタはココ
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20090427/169454/

要するにシャッター動作時の振動やミラーショックによる振動が、微妙なブレとなって画質に悪影響を及ぼす、という内容だ。

特に1/60秒付近が顕著だという。

この話を知ったとき、
なるほど、と、思い当たる節があった。

僕が使っているカメラ×レンズの場合、
どうも1/90秒というのが鬼門だなぁと感じていたのだ。

1/60秒以下だとホールディングが不安定でブレる、ということは考えられるが
なぜ1/90秒でピクセルが微妙に流れているかのようなブレっぽい感じがあるのだろう、
と疑問に思っていた。

もちろんはっきりとしたブレとは分からないので、
なんとなく、、ブレているような感じ?
といった程度のことだった。

手ブレ補正の誤動作か?とも思った。

そのうち、なんとなく1/90秒のシャッタースピードは避けるようになった。

なるほどやっぱりそうだったんだ、と合点がいった。

また、三脚に構えて撮影する時も、
後処理でのレイヤー合成を前提にする時は同ポジ(同ポジション)で撮影するのだが、

どうも、微妙にピクセルがずれるということがあった。

その辺は銀塩以上に敏感らしい、ということで、
スタジオではそれまで4×5のビューカメラ用として使っていた重量のあるジッツオ三脚をいまだに使い、クイックシューのような簡単取り外し機構は付けずにダイレクトに三脚のネジでしっかり締め付けている。

常識的に考えて、35mm一眼レフタイプのカメラに4×5用の大型三脚というのは大げさすぎるようにも思うが、
どうしてもこれでなくては安心出来ない、という気持ちがあった。

どうやらその辺の問題が明らかになるにつれ、
具体的な検証はしていなかったものの、やはり重量級の三脚を使うことは意味が有ったんだと改めて実感。

先日、目黒方面の中古カメラ屋へ立ち寄ったら、大型のジッツオ三脚の中古が何本か出ていて、、

あぁ、このデジタルの時代にこんな大げさな三脚なんかいらないと思って売っちゃったんだろうなぁ、

でも、この記事読んだら売ってないだろうなぁ

なんて思いながら眺めてました。

SONY αシリーズ 3機種発表

SONYがαシリーズの新デジタル一眼レフを発表しました。

α380、α330、α230の3機種ですが、いずれもエントリークラスに位置づけられるようです。

6月25日発売ですが、すでに予約受付中のようで、

α380が85,000円前後、α330が65,000円前後、α230が5万円前後のようです。

細かいスペックなどは公式サイトで確認してください。

http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200905/09-0518/

α380が1400万画素になりますので、
エントリークラスでも1400〜1500万画素というのが常識になりつつありますね。

先日D5000を発売したニコンだけが1200万画素で、
それ以上の解像度が欲しければ最高機種のD3Xを手に入れなくてはいけないという状況になってしまいました。

不況が深刻化してますから新しいカメラなんか買う余裕はありませんが、
たまにはこうしたソニーなど、違う機種も試してみたいものですね。

Mac Fan 6月号発売、デジタル一眼Step by Step連載中!

毎日コミュニケーションズ Mac Fan 2009年6月号が発売になりました。
「デジタル一眼Step by Step」192~193ページをご覧下さい。

今回は室内での花の撮影です。
5月号で野山の花、屋外での一般的な花の撮影を取り上げましたので、
その応用編ということで室内で撮影する花の写真のコツをテーマにしました。

インテリアと絡めて、あるいはスタジオ写真のようにライティングをして、
など解説していますので、是非ご覧ください。

sakurei04.jpg

sakurei08.jpg

写真は紙面で使った作例です。  ↑クリックすると別ウィンドウで少し大きく見られます。

Hiroshi Takezawa Photograph's